面白エッセイ

z1052 美顔人「ビガント」

そして、しかるべき国語として定め、教育にも取り入れ、外国にもアピール。小中学生の女の子達が、大人に成った時、あの総称で呼ばれるような、素敵な女性に成りたいと、自分を磨き、実現出来た時、本当に、幸せを感じるのではないだろうか。個人的な提案です...
面白エッセイ

z1051 オバタリアン

現在、不愉快な言動ではあるが、オバタリアンが定着しています。電車がホームに近づくと、周りをキョロキョロ、ソワソワ見、前の席が空くならともかく、所かまわず、空席を取らないと、人生が大損するかの如く、席を立つ人とぶつかり会いながらでも、席を確保...
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z1050 障害者自立

しっかり自信をつけ、笑顔が戻った妹に、1番辛かったのは、何んだったんだと聞くと、体育の時間が1番辛かった。何度体育の時間がなくなればいい、と思ったことか、と小さな声での呟き。島の広い運動場、友達が木登りをし、飛び回る姿、一人で見ているのは辛...
面白エッセイ

z1049 神さま・・・

片方の足でペダルをこぐ乗り方を必死に練習。遊び盛りの姿を見、何んでこんな目に会うのか。完全にマヒした足、妹は、いつも男の子のように、ズボンを履くしかありません。他の女の子同様、スカートを履かせてやりたい・・何んで、スカートが履けない体になっ...
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z1048 杖つく少女

やはり数年もの間、その一言が、忘れられなかったのでしょう。「障害者が免許を取得する場合、東京都には奨励制度があるし、大丈夫だ」と説得すると、長期休暇が取れそうにもない、との事。会社の方には、兄からお願いしよう。長年働き、休暇の目的もはっきり...
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z1047 乙女心

ひかる24歳。妹が上京するとの事。友人、及び親戚がなく、優しい言葉をかけてくれる人も居ない、厳しい東京で生きて行けるのだろうか。片方の足は完全に麻痺しており、パスポート持参。15歳の少女である。しかし、妹は余り干渉されない東京で、ひっそり生...
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z1046 火風

単純過ぎる答えの様ですが、登山者に、何んで山に登るのかと聞いたとしても、山が有るからだという答えの如く、岩と波がある限り、千年先も、1万年先も、只、「これしかない!」と繰り返す。自然の摂理だったのです。そして、台風が過ぎ去った翌日、父が畑を...
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 z1045 異様な音

人工的に作られた防波堤に叩きつける波は、30メートルものしぶきをあげ、音も想像出来るかと思いますが、大自然の熾烈な戦いは、えぐれた岩の横腹に、下からしゃくり上げる時、しぶきは粉末状に、前方へ飛び散るだけ。搾り出れる音も、これまた想像も出来な...
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z1044 難問

ひかるが中学生の頃、人生最大の難問にぶつかりました。島の生活や子供達にとって、海は切っても切り離せない重要な存在。都会の子供達が、公園や遊園地で遊ぶように、海と魚は、遊園地や動物園であり、熱帯魚と戯れ、遊んで育ちました。しかし、一度台風が荒...
面白エッセイ

z1043 VTR

ロケーションを多用した番組作り、ひかるにとって、それ自体は朝飯前の仕事だ。並行して、大きな壁が目の前に立ちはだかったのである。それは、VTRの問題だ。当時日本では、アメリカアンペックス社のテープ幅2インチVTRが導入され、独占していた。勿論...