面白エッセイ

j1221 阪神ファン

これまた超話題となり町中が色とりどりのマドロス帽にラクダももひき姿が大流行。飲み屋も喫茶店も歩いている人々も色とりどりのマドロス帽にラクダももひきシャツ姿。観光客は島へ来るなり、ここは宇宙かと勘違いする程。大阪で会社を経営している社長が業績...
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j1220 マドロス帽

南の島は一年中温暖な気候である。しかし朝晩は冷える。武蔵爺さんは有り金はたいてラクダのモモヒキとシャツを買った。着てみるとこれがやたら暖かい。早速周りへ自慢して歩いた。あまりの自慢に隣の金持ち爺さんが、ほんだらオイラは2着買うべ、と言って買...
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 j1218 ココロ鏡 

これからも己の人生ドラマを、どう展開させていくのか本気で考えるべきではないだろうか。そして己との対話、己の人生ドラマの進行状況を写し出す上で最も大事なのがココロ鏡です。皆さんは毎日鏡で己の姿を写し出し、見ているでしょう。特に女性の方は手鏡な...
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 j1217 寝禅

座禅と言う言葉がある。禅と言えば、あぐらをかいて体のバランスをとって行うもの、と言うふうにおおむね解釈されているが、私は禅と言うと寝禅が一番ではないかと考える。寝た状態で足を半開きにし、軽く胸に手を添える。この状態こそが体の関節や臓器すべて...
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j1216 ゴキブリ娘

片やゴキブリ娘はとうとう両親も他界し、今でも一人で相も変わらず奇声を発しているそうだ。そしてその家は名実ともにゴキブリだらけ、ゴキブリ館と呼ばれているそうだ。人生全てゴキブリとの格闘、神から授かった子宮は一度も使われず南端小島で墓場行き。人...
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j1215 アイロン娘

南国の小さな島の人達は普段、作業着姿で取り立ててオシャレなど無縁だ。20歳になったばかりの千恵子は、育ちの良いオシャレな女の子である。洋服はいつもピシャリとアイロンがけをし、周りからも羨ましがられる存在だ。いつの間にか千恵子は、アイロン娘と...
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 j1214 父狂った

我が家では女房と娘が台所で握りを頭の上でパッと開く、また目が会うとその動作を繰り返しニタニタする。どうも父狂ったの合図らしい。自慢じゃないが、もともとひかるは本を読んだ事がない、と言っていい程文章とは縁がない。部屋には一冊も蔵書がない、ある...
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 j1212 ケツ捲くり

二泊で川治温泉ツアー旅行へ行った。ウイークデーとあって老人だらけ。新宿発、上野経由で上野から乗った。高速道路で、予定外にお客のトイレタイムをとるとのアナウンス。70歳くらいのばーさんがパンク状態で路肩へ降りると、後からじーさんが追いて行く。...
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 j1211 老人天国

スポーツクラブで泳ぐのを日課にしているが、平日のクラブは老人天国だ。サウナに入った後、平面ガラス張りの広い部屋に10人が腰かけられる総鏡張りの前で、ドライヤーが使えるようになっている。何気なく見、腰が抜ける程、ギョッとした。ツルツル禿げのじ...
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j1210 すこぶる面白

携帯はその内本になり、サイフや紙幣になり、世界地図にもなる。チケットやカード、免許証や保険証代わり、音楽堂、むかし話、語り部であったり、更に国をも支配するかも知れない。若者よ! 世の流れの潮目を見る要素を蓄えろ。その昔、道路や高速道路が出来...